アダルトチルドレンのためのアンダンテ

過去の事も、それに対する後悔も、こうなりたいってゆう希望も、言葉にし落とし込んで眺めてみることで、ちょっと整理がつくかもしれない。

愛しすぎる家族が壊れるとき

 

愛しすぎる家族が壊れるとき

愛しすぎる家族が壊れるとき

 

 

この本は、大学の図書館で偶然みつかった。偶然という言葉は正しいだろうか。一瞬視界に入ったこの本の題名に何かを感じて手に取った。感想を書くのは難しい。それはあまりにも自分の過去の記憶に対する感情と混同しているためだと思う。

その代わり、心に刺さった文章たちをここに書いてみたいと思う。何か思い当たる節がある人はぜひ読んてみていただきたい。

 

それでは日本的ACとは何か。それは、親の「愛情という名の支配」のもとに自分の人生と親の人生を切り離せなくて苦しんでいる人のことである。「あなたを愛しているから」「お前のために」「あなたのためを思って」・・・・書けばキリがないほどこの類の言葉を子供は親から受ける。しかもこの言葉を吐く人は決して強くもなく、不幸そうで、弱々し気なのである。そしてこの「愛情」は決して現状肯定的ではなく、必ず「期待」つまり「今のままのあなたであってはいけない」というメッセージを裏側に貼り付けている。

 

家族の中で夫のコントロール下にある妻たちは恐らく何度も自分であることを否定されたのかもしれない。そんな中であたかも自分を放棄したかのように見せて手に入れたものが「世話」をし「愛情をかける」という名の支配なのだろう。

 

「子供のために」という親からすれば愛情豊かな生き方が結局子供を支配することになるということを、自分だけが我慢すればいいという母の不幸は、結局不幸を再生産してしまうということを、多くのACのひとからいやというほど聞かされてきた。