アダルトチルドレンのためのアンダンテ

歩いていこう。アダルトチルドレンやADHD。大人になって私がいろいろ知ったこと。

制御不能な感情

大学生の時にアダルトチルドレンという概念を知ってから、私も今の苦しみが親との関係にあることをある程度自覚した。ただ、今まで抑え込んできた感情はそう簡単に、自由に出し入れできるものではなかった。

思ってもいない(しかし母の望むであろう)ことを口にする、怒りは心の奥底にしまい込む、笑いたくないのに笑う、絶え間なく続く父親に関する愚痴をひたすら聞く。自分の中で沸き起こるフラストレーションに戸惑い、爆発しそうな感情を必死でなだめる。しかしいつしか必ず限界が来て爆発する。

こんな頼りない感情表現を受けた母親は、私を一層攻め立てる。

「冷たいのね」「どうして私にそんな態度をとるの?」「私をどれだけ傷つけているかわからないの?」

 

客観的に見れば、言い返すのなんて簡単だろう。

強く、たくましく、自分を防衛すればいいのだ。

 

その難しさを伝えるのは難しい。自分へ向けられる言葉に対する怒りと、怒りを抱くことへの罪悪感と、罪悪感を抱いてしまうことに対する自己嫌悪。三つの感情は絡み合って私から言葉を失くしていった。