アダルトチルドレンのためのアンダンテ

過去の事も、それに対する後悔も、こうなりたいってゆう希望も、言葉にし落とし込んで眺めてみることで、ちょっと整理がつくかもしれない。

独りの時間は、必ずしも孤独で惨めなものではない

人と人の間には、必ず相性というものがあって、

人の個性や価値観は多様である以上、そこに合う合わないがあるのは仕方がない。

 

そんな言葉、だれでも一度は聞いたことがあるんだと思う。 

ただ、それで相手と近づくことを諦め、「独り」を選ぶことに、どこか自己嫌悪感を抱いてたりもした。

 

そもそも自分自身を否定的にしか捉えられない時、「相手と合わない」状況が生じると、それは相性が悪いのではなく自分が悪いのだと、考えてしまうようになった。

自分を責めて相手に無理やりにでもあわせに行く行為は自らを疲弊させ、何処かで限界に到達し、結局自分の殻に閉じこもるようになる。

自分が好きだった音楽や歴史に没頭する時間は、辛さを忘れられる時間だったけど、そうしてどんどん自ら独りを選んで行く自分の事を、惨めで、情けないと感じてた。

 

でも、冷静に考えられる今、そのときの自分に言い聞かせたいのは、

 一人でいる時間は、自分自身と向き合って、自分自身の価値観に従って、自分自身の世界観をより深めて、自分の内面を充実させることに、集中すればそれで良いんだ、ということ。

そうすれば、いつか本当に自分に合う人と出会ったとき、その人との時間は、今出会うよりももっと、充実したものになるはずだから。

 

自分自身を形作っていくには、結局一人で自分を見つめなおす時間というものが必要で、人のペースではなく自分のペースで、ゆっくりゆっくり、自分にとって価値のあるものを吸収していく必要がある。

それは本から得られるのかもしれないし、音楽の音色からかもしれない。絵画の美しい色彩からかもしれないし、旅で出会う壮大な風景かもしれない。

そうやって、自分を深めていく時間は、決して憐れなものではなく、尊い時間であるはずで。

その選択をする事を、何も怖がる必要はない。

 

独りの時間は、必ずしも孤独で惨めなものではない。

それは自分自身を醸成させる、満悦した時間。